2017/08/19

本格珈琲が飲める店 Coffee&bar POT(コーヒーアンドバールポット)



今日は私の誕生日。
思えばもう20代も最後の年となるわけで。
なーんかあっという間の28年だったなぁ。

そんな記念すべき日に今日は前から気になっていた西脇市にあるお店「Coffee&Bar POT」に行ってきました。
お店の前にはフォルクスワーゲン タイプ2が止まっております。
中々マニアックですねぇ。






このお店は前から何度か前を通ったことはあるものの、中にはいったことは一度もありませんでした。
なかなか縁がなかったのですが、今日改めて念願のこのお店でディナーを食べれることになりました!!
いやー、楽しみです。




店内はオシャレなバーのようで、とっても雰囲気がいいです。
あれですね、最近の言葉で言うとインスタ栄えしそう。
まぁ、私はインスタやってませんが・・・。




まずは飲み物をということで、私はペリエを注文。
このお店は店主がとっても珈琲好きでこだわりの珈琲が飲めるお店らしいのですが、奥さんもイタリアで料理の勉強をしてきたらしく、イタリアの家庭料理が食べれるらしいです。

イタリアの家庭料理、一体どんなものなのか。
ちょっと想像できません。




そして待つことしばしば。
まずは前菜の盛り合わせが出てきました!!

これで3人前です。
種類が多く、説明は全て受けましたがメモりきれなかったので割愛します。

ザクッと書いていくと生ハムやポテトサラダ、キッシュやテリーヌ、その他夏野菜のピクルスや煮物、イタリアから直送してるモッツァレラチーズなどがありました。

また、左上にあるビビットな果物はドラゴンフルーツ。
最近はやってるそうですね。

しかし、どれもこれも美味しい!
一口ずつ味わいますが、拘って作ってるなぁと言う感じです。

このお店はテーブル席が3席くらいしかないので、行くときは予約必須ですが、それでもじゃんじゃか料理が出てくるわけでもなく1品1品に手間ひまかけて作ってるようで、次のパスタも客が来てから手打ちして茹でてるみたいなんですよね。

私達が店に入ったのが6時半過ぎなんですが、これが出てきたのはそっから15~20分後です。
また、この料理が出てきたときに「今からパスタを練るんで結構時間かかりますけど申し訳ありません。」と店の人が言っていました。

鮮度命なんでしょうね。

そして待つこと30分位。
ようやくパスタが練れたようで、作りたてのパスタをお客さんに見せながら「打ち立てのパスタですけども、今から茹でます。もう暫くお待ち下さいね」と。


個人的にじっくり料理が出てくる店は嫌いじゃないです。
話すのは好きですし、たまにはスマホ以外でじっくり時間を潰すのも悪くないでしょう。




そして出てきたのがこちら。
海鮮パスタです。

シイラ、マダコ、ケンサキイカ、甘エビなど魚介が入っているらしく、味付けはそれらの出汁がベース。
塩はまったく使ってないそうですが、味はすっごく濃厚で美味しいです。

また、このお店の手打ちパスタのこともこれが出てきたときに聞きました。
生パスタを看板に揚げてるお店は多くあれど、あれらは機械で練って作ってしています。
しかし、それと手打ちではグルテンの生成に違いがあり、歯ごたえなど全然変わってくるそうな。

イタリアの家庭は週末とかに手打ちパスタを作ることが習慣としてあり、このお店でも手打ちでパスタを作ることに拘ってるんだとか。
「だから当店では生パスタと呼ばないんです。手打ちパスタなんですよ。」とのこと。

なるほど、単に乾燥パスタでなく打ち立ての生パスタを使用してるだけでなく、その生パスタを手打ちで作ることに価値があるんですね。
ちょっと勉強になりました。




続いて但馬牛のラザニアです。




これに特製チーズをたっぷり掛け、




完成!!
このラザニアも本場ならではの工夫があります。
それはバターを全く使っていないこと。

なんでもイタリア本場ではオリーブオイルだけを使用しラザニアを作るそうで、そうしたらバターのクドさがなくスッキリした味わいのラザニアになるんだとか。

普通ならこれひと皿食べたら気分が悪くなるくらい胃にもたれますが、オリーブオイルだけのラザニアなら不思議なくらいペロッといけます。
何でもかんでもバターを入れたらいいものでもないんですね。

ちなみにこれは家庭料理と言っても特別な日に食べるもので、誰か遊びに来たり何か合ったときに作るそうです。


そして待ちに待った食後の珈琲!!
店主の人に今日のおすすめを聞きます。

私の母親は何度もこの店に来ている常連なんで、その辺は気軽に聞けます。
そしたら「グァテマラ」と「エチオピア」がオススメなんだとか。

そして「この店には何度か来たかったけどいつも閉店でタイミングが悪かったんですよ、いやー念願の珈琲がやっと飲める」と話していると、お店のマスターが「ホントは仕入れが少なすぎてメニューには出せないけど、特別な豆があるけど飲みます?」とのこと。

はい!!ぜひ!!
と言って出てきたが・・・




こちら特別な豆を使用したグァテマラ。
出すとしたらお値段1,500円程度だとか・・・。
やべぇ。

そして飲んでみると・・・。
ん?んんん???

んっま~い!!
これは何だ?!珈琲なのか!!

という感じ。
いやほんと、すっごい上品な苦さに酸味が効いていてこれまで飲んだことのない味です。
なんというか濃厚でドカッと殴りかかってくるような珈琲ですね。

親はエチオピアを注文し、それとも飲み比べてみましたが。
「どっちが好みです?」とマスターに聞かれましたが飲みやすいのは断然エチオピアです。
エチオピアもエチオピアで他の店では飲めないくらい、深い味わいの酸味の聞いた珈琲だったんですが、グァテマラはそれ以上にインパクトのあるお味。
でも、特別なときに飲みたいのはやっぱり1,500円のグァテマラの方でしたね。

毎日飲みたいのがエチオピアでここぞの一杯はグァテマラという感じでしょうか。

てか、個人的には酸味の聞いた珈琲ってあまり好きじゃなかったんですよ。
ただ酸っぱいだけでそれなら苦味のほうが良いなと。

でも良い豆ってそうじゃないんですよね。
酸味は酸味でもフルーティーな嫌味のない酸味なんです。

今思うとこれまで飲んできた酸味系の珈琲のあれはえぐみとかだったのかもしれません。
豆の鮮度や焙煎、入れ方で本来のコーヒー豆が持っている味わい深い酸味が死んでいるんですよね。

ここのマスターは生豆から拘って輸入し、気に入らなかったら絶対お店には並べません。
また、焙煎も豆ごとにちゃんと調整して珈琲一滴に至るまでこだわり尽くしてるからこそ、出せる味なのかもしれません。

そこからはマスターと珈琲談義をしつつ、デザートもオススメされたので思わず頼んじゃいます。




地元で取れたももを使ったもものパンナコッタです。
こちらもとても美味しいです。
苦い珈琲にはピッタシのデザートですね。


そして私が家でエスプレッソを飲みたいから簡易式のエスプレッソマシーン(直火で抽出できる家庭用タイプのもの)が欲しいなぁという話をしてたら、「エスプレッソもちゃんとしたマシーンで入れないと本当のエスプレッソはできないよ。」とのこと。

そして「特にエスプレッソは豆にもこだわらないと。試しに飲んでみる?」と、




なーんとエスプレッソをおごってくれました!!
グイッと飲んでみると・・・。

なんじゃこりゃ!?
苦いというより甘くて酸味がきいてて、とってもフルーティーな飲み物が出てきました。

マスター曰く「うちのエスプレッソはキャラメルみたいな飲み物だから」というのが良く分かります。
エスプレッソはただ苦いだけと思っていたのに違うんですね。

普通はエスプレッソというのは濃く抽出した珈琲に砂糖を入れて飲むものという認識はありましたが。
それでも苦い珈琲に飲みやすいよう砂糖を打ち込んだだけの飲み物だろうと思っていました。

しかし、そうじゃない。
そもそも使用する珈琲はただ苦いだけではないんです。

なるほど、これが本当のエスプレッソだとすると、そりゃ家では飲めんわ。


とまぁ、そんな感じのいたせりつくせりな誕生日ディナーでした。
珈琲を飲むならこの店はほんとオススメです。

珈琲だけの値段は1杯650円~という感じでしたが、飲んでみて納得です。
ランチもやっているそうですが、今度また行ってみたいですね。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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